一筆啓上


 21    テレビが怖い...2009/5山小屋での話し
更新日時:
2010.10.14 Thu.
A:草薙君のテレビ報道、チョットひどいんじゃあない?若者がストレス発散の為に酒飲み過ぎて、公園ですっ裸で騒いでいた。これがそれほどのニュースなのか。
B:同感。逮捕だ、家宅捜索だという警察の動きも怖い。軽犯罪法違反程度の微罪でしょう。
C:朝から晩まで、ニュースのトップで、繰り返し報道している。総務大臣まで登場して、こぶしを振り上げんばかりに怒ってみせる。大人気ないよ。
A:最近の、豚インフルエンザの報道も少々過剰だと思うが。
C:これは命に関ることだから許せる。
B:しかし、世界中で何人患者が出たとか、死者が何人とか。恐怖を煽っている。全国民に知らせるべきことと、国・公共団体・医療機関が備えるべきこととは区別しないと。マスコミ内部からも「もっと怖い伝染病もあるし、悲惨な死もあるだろう。騒ぎすぎだよ。」という冷静な反応が現れている。
A:このような、集中豪雨的な報道で、大切なニュースが隠されてしまうことを恐れる。『海兵隊グアム移転協定』や、『海賊法』がほとんど報道されないまま衆議院を通過し参議院にまわされた。
C:内容はほとんど知らないもの。国民の知る権利を保障する上でのマスコミの役割を何と心得る!と言いたい所だ。
B:北朝鮮のロケット打ち上げ報道も同じような姿勢だった。日本にミサイルが撃ち込まれるような恐怖報道だ。自衛隊も米軍と共に臨戦態勢のような騒ぎだった。もっとも、数年前の「東京にミサイルが撃ち込まれる」という報道に比べると、国民は覚めていたように感ずるが。
C:あの時も、拉致被害者が帰国してから毎日、長時間にわたって北朝鮮の悪口を言い続けていたね。だからミサイル攻撃を多くの人が信じたし、憲法を変えろという世論も高まったのだと思う。
B:北のロケット騒ぎは日米合同演習だったのではないか。有事において、米日両軍と自治体・マスコミも連携し対処するという。米軍の軍用衛星がミスを犯してチョットした騒ぎになったが、あれもシナリオ通りだったのかも知れない。
A:最近のテレビの報道姿勢が、有事法制と関係があるとなると、ますます怖い。電波は公共のものだ。マスコミの報道姿勢に厳しい目を向けていかないと大変なことになってしまう。
八ヶ岳登山を終え、
温泉でくつろいだときの会話です。
その後、グアム協定は
あっという間に成立してしまいました。
2009年5月マサ

 22    交流集会に参加して (2008/12記)
更新日時:
2010.10.14 Thu.
 今年7月に槍ヶ岳に登った仲間により『槍ヶ岳9条の会』を結成。その一員である私は、今まで憲法九条の大切さこそわかっていたものの、行動に表したことはありませんでした。
 今回『第3回全国交流集会』に参加して、その熱気に圧倒されました。
 始めに、よびかけ人として大江健三郎先生はじめ4人の有名な先生方と国際ボランテイアセンター代表理事の谷山さんのお話しがありました。私にとっては大分難しい話でしたが、先生方が実際に経験された尊い話しや、今新聞テレビで話題になっていることを通して、9条を守る必要性を熱く語って下さり、身近な生活の中にこそ、9条を守ることの大切さがあるのだという意味が良くわかりました。
 
 次に分散会。いくつかの部屋に分かれて、その中で、全国の『9条の会』の活躍ぶりが発表されました。どんな人達が代表なの…と心配半分、興味半分の私をよそに、発表を希望する人が沢山いて、時間が足りないくらいでした。このことからも、皆さんが如何に熱心に活動されているかが伺われます。失敗談、苦労話、やって良かったという例など、ざっくばらんな発表が続き、一人お客様気分でいた私にも仲間意識が湧いてきました。
 発表された内容は、ご近所の人に興味を持ってもらうのに、各戸に足を運んで新聞やチラシを根気よく配り、その時できるだけ説明していること。また、地域の公民館活動の一部に加えてもらい、バザーや展示を通して話しかけ、理解してもらう。特に若い人には、ミニコンサート・映画を通して興味を持ってもらう工夫をしたり、大学のサークルとの交流もしているとのこと。全体に年配者が多く、後継者が少ないことも大きな問題となっていて、若者への呼掛けがとても大切なのだと思いました。
 次に運営費も共通の悩みで、バザーや喫茶、映画会など行ったり、新聞の発行にはスーパー、お店、居酒屋などに広告を依頼するなど、苦労されている様子。寄付は500円位なら割合気軽にお願いできると言うこと。そのくらいで平和な生活を守っていけるならと軽く考えて応じて下さる人が多いと言う話し。例え金額は少なくても、それによって自分も参加していると言う意識を持ってもらえるなら、とても有意義だと思います。
 
 こうして、和気あいあいの雰囲気のうちに会は進行し、初めは『9条を守る会』など私には重過ぎるテーマだと思っていましたが、徐々に会の熱気に溶け込み、会員の一人として活躍できるように勉強し、積極性を身につけなければならないと痛感したしだいです。  
2008年12月 ヒロコ

 23    品川さんの話(2008/8記)
更新日時:
2010.10.14 Thu.
 7月末、名古屋で行われた母親大会の中で、84才になられた経済同友会終身幹事の品川正治氏は憲法について語られた。それは御自身の苦くつらい戦争体験から、新しい憲法の誕生と、戦争放棄をうたった9条に泣いて喜び、歓迎した。しかし、その9条を守らなくてはいけない立場の為政者から、都合が悪いから変えようという動きに危機感を持ち、80才から「人間の目線で掲げてある憲法9条を変えてはいけない」と各地で語り始めたという。この日も「命を育て守る母親、あなたたちの出番ですよ」と後押しされた。
 9条を広め、生かしていくことが、日本にできる世界が最も望んでいる国際貢献であり、平和貢献であると私も切に思う。「戦争を起こすのも人間なら許さず止めるのも人間。あなたはどちらの人間か!?」しっかり受け止めたい氏からの言葉だ。   
2008年8月 恵
 

 24    渡辺さんの話(2008/8記)
更新日時:
2010.10.14 Thu.
日本母親大会での、渡辺治さんのお話
 1960年代の安保闘争は労働組合(総評)や全学連など、組織に入っている人たち中心の闘争だった。社共両党が総評を挟んで意見を一致させ、2000の組織を作った。激しい戦いだった。それでも岸内閣は安保条約を強行成立させた。
 2004年、平和憲法風前の灯!『9条の会』が発足、マスコミには報道されないが、全国7000の組織に発展した(2008年)。『9条の会』の良いところは、押しつけの組織ではなく、「年1回集会をやる。」あとは、自由に草の根活動をすること。だから、定年退職した人たちが「自分が本当にやらなければならない大切なものは何か」を考えてこの運動に参加している。平和憲法は61歳を迎えた。改憲阻止。25条はまだ発展途上、人間らしい社会を築く。地方の政治を変えそして中央の政治を変えて新しい国家を作る。−−−明るい見通しを示してくださったお話しに、母親運動の重要性も再確認しました。
2008年8月ノリコ

 25    誕生の秘密
更新日時:
2010.10.14 Thu.
2008年7月28日〜31日、4人で槍ヶ岳登山をしました。往きの車の中で、日本母親大会に参加したNYさんから、大会での渡辺治さんの講演が紹介され、『9条の会』の役割について納得しました。
 天候にも恵まれ、全員めでたく感激の登頂。帰りの食堂で、きょうの感激を記念して『9条の会』を作ることにしました。名前は『槍ヶ岳 9条の会』に即決。会の代表は、「高所恐怖症」のミーシャ(一番感激した人)。中央の『9条の会』に照会したところ、この名前は私達がはじめてとのこと。名前負けしないよう、これから浜松地域の登山仲間を中心に会員を広めてゆきます。 紹介してください。シンボルマークも考案してください。
2008年8月 ノリコ.ミサ

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